
皆さまごきげんよう。2026年のゴールデンウィークももう終わってしまいました。
つくばにゃんレーシングでは最近、車が当て逃げにあったり車を当てたりスマホを踏んだりスマホを踏まれたりタービンがブローしたりと不幸な出来事が続いています。こんな時は神頼みということで、
発案によりGWに厄祓い遠征に出ることにしました。無論、厄祓い要素はツーリング全体の1割にも満たないですが。
この時期に行きたい遠征スポットといえばビーナスラインでしょう。冬季通行止めが解除され、暑すぎず寒すぎずでちょうどよい気候のGWには多くの観光客がビーナスラインに訪れると聞いています。我々も例にもれずビーナスライン走破へ向かいました。途中で神社に寄れば、厄も祓っていただけてお得という算段です。
ちょうど
が テーマを購入 したタイミングでもありますので、そのお披露目にもなりました。
なお、五十三次膝栗毛での反省を活かし行程は
を中心にそこそこしっかり練りこみました。
今回は5人4台編成にて旅行となりました。
が各々の車で参加し、
が の車に乗って行動です。
今回は前回の国道1号走破とは違って車の乗り換えはしませんでした。特に意図したものではありませんが、乗り慣れた車・運転に慣れた人間で固めておくと集団としての移動ペースをあげることができます。これに伴う、行程が狂いづらくなるメリットは大きいです。
茨城から出発の
と今年から社会人で神奈川県民になった、長野に帰省中の
と出発地点がバラバラになってしまったため、ビーナスラインの始点に近い茅野市のコンビニに朝6時に集合し、そこからツーリング開始としました。
は昼から下道で長野に向かい睡眠時間を確保しつつ
の実家に寄って集合地点へ、
は寝てから深夜に茨城を出発して下道で集合地点へ、
と は夜に高速で集合地点へ向かいその近くで爆睡、というそれぞれの個性が出る集合の仕方から始まりました。
ちなみに
は茨城を出発する直前まで、大学の自動車部新歓にテーマで顔を出していました。自動車部、という言葉とは対極の(と言うためだけにテーマで行ったのです)大統領待遇で新入生二名を自宅まで送り届け、 と一緒に茨城を出発したのが日付が変わる直前くらいだったような記憶です。
は先述の通りノコノコと下道で向かいました。深夜まで少しばかりの仮眠をとり、2年前に行った八ッ場だったり草津周辺を抜けて上田まで行き、そこから茅野へ向かいました。道中は鹿が多いながらもそれなりのペースで流せたので快適でした。


つくばにゃんレーシングを象徴する一枚。ちなみにテーマは車の発するオーラがステッカーの類を寄せ付けず、未だに貼ることができていません。
朝6時です。おはようございます。気温は1桁台と寒い中から始まりましたが、透き通るような青空のとても良い天気です。
最高のツーリング日和ですね。
しかしイタリア車はそう簡単に最高にさせてくれません。夜の移動でテーマのインテークホースが外れてしまい、アイドリングが溺れかけの息継ぎになっていました。寝起き一発目で原因特定と処置を施してから出発です。

テーマはエア・フューエルを問わず恐らくすべてのホースが、かなり最近に交換されています。そのためよくある20年以上落ちの車とは異なり、全てのホースがもれなく本来のゴムの柔らかさを維持しており、逆にホースバンドがないと抜けてしまうのです。そして、今回抜けたホースも以前に起きた燃料漏れと同様、汎用のホースに交換されているため本来より肉厚になっており、その結果ホースバンドが入るスキマがないため未装着となっていました。今回は
の力業に頼り、タイラップを隙間に押し込んでしばりつけました。
固着して抜けないよりはずっといいです。十分最高の状態と言えます。
なお、後から調べたところ今回抜けたのは暖機運転時のアイドルアップバルブのホースでした。もしや...この作業の続きができるかもしれません。
適宜休憩を取りつつ、11時ごろまでに下りきるのを目標にペースを配分しつつ走ります。

最初の寄り道、道の駅ビーナスライン蓼科湖。蓼科湖をサクッと眺め、ここからが本格的なヒルクライムです。

ある程度登ってからの集合写真。ちょっとテーマの主張が激しめです。



最後の休憩ポイント、道の駅美ヶ原高原にて。このころには観光客で峠道は渋滞、駐車場も混みあっていました。4台並べられたのはタイミングに恵まれましたね。
道の駅美ヶ原高原にて小休止でした。日本で一番標高の高い位置にある道の駅だそうで、天気にも恵まれ2000m近くのほぼ森林限界から見る景色は新鮮でした。深夜からずっと稼働していた
はここで完全にエネルギー切れを起こし、アイスクリームとジビエおやきを胃に流し込んで回復しました。

飯を食わねばなんとやら
ここまで来ると、ほとんどの観光客は折り返して諏訪側へ下っていきます。しかしそれではつまらないですし、混雑に巻き込まれることも分かっていたので今回は美ヶ原公園西内線を下って上田側へ抜けることとしました。目的地は厄を祓う、子檀嶺(こまゆみねと読みます)神社です。
公園線は車も少なく、道幅も十分にあったので今回走った道路の中では碓氷のダウンヒルと並んで最も楽しく走ることができました。本来は官用車のテーマですが、荒れた路面の峠道を走れば自認はデルタインテグラーレです。同じエンジンだもの。
今回の目玉、厄を祓うべく訪れた神社です。当初は諏訪大社への参拝を検討していたのですが、諏訪大社はビーナスラインのスタート側にあるため参拝するならビーナスライン走破に先んじて向かう必要があります。その場合、ビーナスライン走破の時間が遅くなりより深刻な混雑に巻き込まれることが懸念されますので、今回は出口側にあり、
が好きそうな雰囲気のこちらを選定させていただきました。
鳥居の脇から砂利の広場に入り、車を止めて参拝します。本殿は小高い丘の上にあり、石段を上ってゆきました。

歴史は長い神社だそうですが、過去に火災にあうなどして現在の社は比較的最近建造されたものとのことでした。

長い坂道と、そのあとにつづく石段を上ると本殿が現れます。天候にも恵まれ、新緑が鮮やかでした。

森の中に佇む社。参道脇に置かれた色鮮やかな傘の数々が印象的です。

個性的で意味ありげな傘ですが、神主さん曰く由来はないようで、見栄えがいいので置いているとのことでした。
神主さんがとてもフレンドリーな方で、いろいろと話してくださったことが印象的でした。神主というのも人手不足で、広い範囲にある20社程度の神主を掛け持ちしていらっしゃるとのことでした。(
は)無宗教の日本人と言えど、今回のような遠出では寺社仏閣へ訪れることも珍しくありません。管理する人がいなくなってしまってはこうした味のある景観も楽しめなくなってしまいますが、かと言って自分が簡単に継手になれる世界でもありませんので、なんとも複雑な気持ちになりますね。
またこのエリアに来ることがあれば訪れたいものですね。
参拝の終了時刻が11時30分程度、ここから飲食店が混み始めるという時間帯で昼食をとることにしました。当初は草笛という蕎麦の有名店へ向かう予定でしたが、事前のリサーチにより極端な混雑に呑まれていることを確認。地元民の
のススメで今回は和紙の里へ。
勿論名物のお蕎麦をいただきまして、
はくるみそばの大盛、
は天ぷらざるそばの特盛、
はざるそばの特盛を注文。くるみのペースト、そばつゆはテーブル内で共用だったので、
もくるみそばの味を楽しむことができました。

天ざるそば特盛。見ての通り中々のボリューム感です。天ぷらは大葉、ピーマン、なす、かぼちゃ、海老の取り合わせ。
蕎麦の香りはほんのりとした印象で癖は少なく、柔らかさも含めて食べやすくまとまっている印象でした。
にとってくるみそばは初めての味でしたが、そばに合わせる甘味というのは斬新で、とても楽しませていただきました。これに蕎麦の香りが強烈にぶつかると不協和音になりそうな予感がしたので、先述した印象はそのために意図されたものであるように思います。
天ぷらは
のみの注文でしたが、野菜を中心とした取り合わせは内陸ならではのラインナップに感じました。みずみずしい野菜にサックサクの衣といえば陳腐な表現ですが、数段上回る価格帯のそれにも迫る美味しさでした。揚げ物でありながら他のメンバーの蕎麦と同じタイミングで提供されたことも含めて大変すばらしかったです。
また、蕎麦の特盛は
は関東圏で見たことがありません(それほど頻繁に蕎麦を頂くわけではないので教養不足でしたらすみません)でしたが、おかげさまで蕎麦で満腹にさせられるという新鮮な体験をさせていただきました。どうしても20代前半の男からするとボリュームの観点から避けてしまいがちな蕎麦ですので、これは嬉しかったですね。ただ、蕎麦は蕎麦の香りと食感がかなり支配的な食べ物ですので、味に自信がないとあの量のラインナップは難しいでしょう。名産の地ならではですね。
昼食を終えたのち、一行はお土産の購入に向かいました。場所は道の駅 マルメロの駅ながとです。こちらも
セレクト。
としてはダックワーズが表択、くるみが大穴という気持ちで買ったのですが、くるみがめっちゃおいしかったらしいです。長野に行かれる方はぜひ。ちなみに道の駅には足湯もあり、休憩施設としての規模はそこそこでした。ただそこはやはりGW、凄まじい混雑でしたので程よく休んで再び出発です。
お土産購入を済ませたのち、一行は後半戦に向かいました。今回は碓氷・榛名二つの峠道を巡ります。このタイミングで実家へ戻る
が離脱、また
は車内で3時間睡眠、
は徹夜ですので各々体力的な限界が近くなってきました。そのためそれぞれ一度別れて、碓氷峠のふもとにある峠の森公園で再集合することとしました。
が寝ている間の
は、早朝の気温からは考えられない日中の日射と熱気がこもった車で完全に体力を持っていかれ、ようやく夕方になって涼しい風が吹き込む車内ですやすやと寝るなどしていました。起きてからは とオートキャンプにきている方々を眺めたり、廃線のあたりまで遊びに行くなどしていました。何気に廃線に近づいたことってない。


夕陽のライティングに映えるテーマ。今回は徹底洗車の直後ということもあり、超ヌルテカです。
全員が起きて揃った時には18時を回っており、夜ご飯にはちょうど良い時間帯でした。峠の森公園は温泉施設ですが、中にある峠の茶屋で飲食店のみの利用も可能です。
は猪豚カレーともつ煮、 は猪豚カレー、他二人が食べていたものは記憶の彼方へ飛んでいきました。きっと追記してくれているでしょう。
腹ごしらえが済んだら碓氷峠へ向かいます。某峠漫画の舞台や某T氏がかつて走り込んでいた場所であり、最近では全日本ラリーのSSにも指定された、峠小僧なら避けては通れないスポットです。過去にも
は何度か訪れていますが、ちょうど長野から帰る通り道に位置しているので今回の遠征先にもセレクトさせていただきました。

既に日没でシルエットのみではありますが、その存在感は変わらぬめがね橋。
今回はせっかく友人とのツーリングですから、めがね橋の上も歩いてみることにしました。駐車場に車を止めて、めがね橋をくぐった先にある長い階段を上がると散策することができます。かつては日本初のアプト式鉄道がとおっていた場所ですから、それにちなんでアプトのみちというハイキングコースとして現在も解放されています。
めがね橋から繋がるトンネル内はいたるところから地下水がしみだしており、山の息吹を間近に感じることができます。トンネル内の独特の清涼感が
は大好きです。ひんやりとした空気と湿度感が、他では味わえない気持ちよさを醸成しているのでしょうか。まだ洞窟の入り口付近を巣にしていたころの血が、自分の中にも流れているのを感じます。

めがね橋の上から。流石に暗くなってきたので、写真は厳しいですね。

トンネル内を進む一行。
散策を終えたのち、軽井沢の手前のチェーン脱着場まで駆け抜けて折り返します。
が給油で一時離脱したため、その間に
と で一往復遊ばせてもらいました。最初に来た時に比べるとずいぶん運転にも慣れ、かなり走りやすい場所だと感じました。テーマも一時的に積み荷を降ろし、軽快な走りで楽しませてくれます。
テーマターボの素晴らしいところは同格、即ちEセグに分類される車の中では極めて軽いことです。ぱっと見の印象はジジイセダンですが、その本領はこうしたワインディングでこそ発揮されます。公道で全開というわけにはいきませんので、一度はコイツもサーキットに持っていきたいですね。
碓氷峠を楽しんだのち、最後に榛名へ向かいます。夜になり、峠と峠の間ということもあって今回の遠征では最も車が少ない道中だったように思います。

道中で一枚。眼下に関東平野が広がり、この夜景は絶景の一言でした。写真のボケ感もテーマによく合っています。
最後に榛名山を上り、榛名湖の道路を一周します。榛名湖の静かな水面と、なだらかできれいな曲線を描く榛名山の景色はいつ見ても美しいですね。都会から離れたこともあり星もきれいでした。またいつか来たいものです。

榛名山と一行。既に周囲は真っ暗ですが、無理やり撮影してもらいました。
榛名湖を見て感傷に浸った後、某峠漫画のコースを通って伊香保の方へ下ります。感傷とやらは大量の爆音JDMCarsによって吹き飛ばされてしまいました。無念。
ガソスタにて一枚。写真ではわかりませんが、今回の遠征でピカピカだったホイールはドス黒くなってしまいました。
以上、厄祓い遠征2026GW編でした。
今回はおおよそ予定していた行程通り(当初は榛名のあたりで車中泊し、ゆっくり変えるつもりでしたので早巻きでした)にツーリングが実行でき、またどの車も人も事故や怪我無く追われたことが何より良かったです。厄を祓いに行って厄が降りかかってしまったらそれはもう救えないですからね。
目線ではありますが、テーマがノントラブルだったことに安心するとともに、何より改めて前オーナーに本当に大事にされていたんだなと、状態の良さを実感しました。156よりさらに12年古く故障の塊とも評されるこの年代のイタリア車ながら、新歓へ向かう道中も含めて0泊3日700kmをノントラブルで走破したというのは、本当に凄いことではないでしょうか。
GWも既に終わり、すぐに夏がやってきます。型落ちイタリア車二台持ちの
にとっては鬼門の季節です。既にテーマに使用可能なローテンプサーモスイッチは発注済みですが、そのほか様々な対策を立てて迎え撃つ所存です。必ずや真夏の渋滞する環八を快適に走破できる状態に仕上げますので、読者の皆様は何卒ご期待ください。
ちなみに156は何もせずとも昨夏をバリ効きのエアコンとともに乗り切ったので信用しています。頼むよ?
はなんだかんだ免許を取ってからの4年間色んな場所へ出かけていたものの、今回が初めての複数台でのツーリングでした。目的地に縛られることもなく、各々が気に入った場所に寄れたのはかなり新鮮な感覚でした。快適なペースが同じ人が先導してくれるとこちらとしてもとても走りやすかったです。碓氷以降は特に疲れが少なかったように思えます。
それはそうとノートは今回の旅で3回は電欠しました。長時間坂を登ってばかりだとやはりダメそうですね...